相続時の税金の相談をしたい人に向けて、税金の相談ができる場所や生前に相続時の税金の相談をすべき理由、専門家に相続税相談をするメリットについて詳しく紹介します。
相続税の税金の相談を無料でできる場所
相続税の税金の相談を無料でできる場所は、以下のような場所です。
- 市役所・区役所
- 法テラス
- 士業事務所の初回無料相談
生前に相続時の税金の相談をすべき理由とは?
生前に相続時の税金の相談をすべき理由は、以下の3つです。
- 相続人がスムーズに相続できる
- 生きているうちにできる節税対策を知れる
- 相続財産について考える機会を作れる
相続人がスムーズに相続できる
生前に相続時の税金の相談をすべき理由の一つに、相続人がスムーズに相続できるということが挙げられます。
被相続人となる人が生きているうちに相続について税理士などに相談することで、自分の死後にどのように財産を相続して欲しいかを自分の意思で決めることができます。
そして、自分の意思に沿った遺言書を作成しておくことで、誰にどのくらい相続をするのかを事前に決めることができ、相続を受けた相続人も遺言書の内容に従って相続することができるので、スムーズに遺産を受け取ることが可能です。
このような背景から相続人にスムーズに相続をさせるという観点でも、被相続人となる人が生きているうちに相続の税金の相談をしておくことは有効でしょう。
生きているうちにできる節税対策を知れる
生前に相続時の税金の相談をすべき理由の一つに、生きているうちにできる節税対策を教えてもらえるということが挙げられます。
相続においては特例などを使うことで相続税額を減らすことが可能ですが、それだけではなく被相続人となる人が生きているうちだからこそできる節税対策もあります。
例えば、贈与は年間110万円までは非課税で贈与をすることができ、これも立派な相続税対策の一つでしょう。
それだけではなく住宅資金の贈与の場合は最大2,500万円まで非課税で相続をすることが可能です。
このように被相続人となる人が生きているうちだからこそできる贈与方法があり、これらの贈与をすることで税金の負担が軽くなる可能性があるのも事実です。
相続財産について考える機会を作れる
生前に相続時の税金の相談をすべき理由の一つに、相続財産について考える機会を作れるということが挙げられます。
相続は、被相続人となる人が亡くなった後に発生するもので相続について生前に何も話を聞いていなかった場合、どのくらいの財産があるのか、どこにどのくらいの不動産を所有してるのか、非上場株式を保有していないかなどを確認する術がありません。
一方で、生前に相続について話し合いを行い、相続について考える機会を相続人含め作っておくことができれば、被相続人にどのくらいの財産があるのか、そして相続人たちはどのような配分で相続するのかなどを被相続人を交えて事前に決めるというのが大きなメリットです。
それだけではなく事前に相続人たちが被相続人の財産について知っておくことで、被相続人が亡くなった後に、スムーズに遺産分割協議に入ることができ、その結果早い段階で相続財産を受け取ることができるというのも大きなメリットになります。
専門家に相続税相談をするメリットとは?
専門家に相続税相談をするメリットは、以下の3つです。
- 的確なアドバイスをもらえる
- 手続きを代行してもらえる
- 節税額を大きくできる可能性がある
的確なアドバイスをもらえる
専門家に相続税相談をするメリットの一つに、的確なアドバイスをもらえるということが挙げられます。
税理士や公認会計士であれば相続税に対して税務・会計の専門家の立場からアドバイスをくれます。特に、相続税は税理士に相談することで有効なアドバイスをもらえる可能性が高いです。
相続税申告では、特例や控除の利用で相続税を減らせる可能性もあります。
また、被相続人が生きているうちだからこそできる節税対策もあるのが事実です。そのような節税対策を含めアドバイスをもらえるというのは大きなメリットでしょう。
また、専門家は税理士や公認会計士のような税務・会計の専門家だけではなく弁護士や司法書士のような法律の専門家もいます。
弁護士や司法書士に相談をすることで相続した不動産をどのようにすればいいのか、また相続人間でトラブルが発生している際にどのように対処すればいいのかに対して、法律の専門家の立場からアドバイスをくれます。
このような背景もあり的確なアドバイスをもらうことができるというのは、専門家に相続税相談をするメリットの一つでしょう。
手続きを代行してもらえる
専門家に相続税相談をするメリットの一つに、手続き代行をしてもらえるということが挙げられます。
税理士であれば相続税申告を代行してもらうことが可能ですし、司法書士であれば相続登記を代行してもらうことが可能です。
その他にも、相続した財産に係る様々な手続きを代行してもらえる可能性があるというのは専門家に依頼をするメリットです。
また、手続きを代行してもらえることで被相続人から財産を受け継いだ相続人たちが自分たちで調べる時間を削減できるだけではなく、手続きをする時間を省くことができるので、被相続人の遺品整理など他のことに対して時間を使えるというのも大きなメリットです。
節税額を大きくできる可能性がある
専門家に相続税相談をするメリットの一つに、節税額を大きくできる可能性があるということが挙げられます。
相続税申告は、税理士のような専門家でなくても個人で行うことも可能です。
ただし特例や控除があり、どのような特例・控除が使えるのか、そしてどのようにしたら相続税を減らすことができるのかなどを自分で一から調べるのは難しいのも事実です。
一方で、税理士の場合は相続税の専門家として知識や経験が豊富なので、特例の適用対象についても深く理解しています。さらに税理士にお願いすることで相続税額を圧縮できる可能性が高いです。
たとえば、税理士への依頼料金が10万円かかったとしても税理士に依頼することで圧縮できた相続税の額が100万円であれば、90万円分相続人には利益があるということにもなります。
このようにお金を払ってでも税理士に依頼した方が節税額を大きくできる可能性があり、結果的に相続人等にメリットがある可能性が非常に高いというのは魅力です。
相続時の税金の相談をする際に事前に確認した方がいいこと
相続時の税金の相談をする際に事前に確認した方がいいことは、以下の3つです。
- どのくらいの財産があるのか?
- 不動産等の有形財産の場所と数
- 相続人の数
どのくらいの財産があるのか?
相続時の税金の相談をする際に事前に確認しておいた方がいいことの一つに、どのくらい財産があるのかが挙げられます。
どのくらい財産を保有しているのかに応じて税理士に依頼する際の料金が変わる可能性が高いです。
税理士に依頼する際の料金相場は相続資産の評価額の1%前後です。
そのため、評価額が大きくなればなるほど税理士に依頼するための料金が高くなります。
そのような背景もあり、どのくらいの財産があるのかを事前に確認しておくことが重要になると言えるでしょう。
不動産等の有形財産の場所と数
相続時の税金の相談をする際に事前に確認しておいた方がいいことの一つに、不動産等の 有形財産の場所とか数が挙げられます。
不動産などを相続する場合、税理士は不動産を評価しなくてはいけません。
不動産が日本国内の各市にある場合、正確に評価をするためには、それぞれの不動産を訪れた上で税理士が評価をしなくてはいけない場合もあります。
これは地形図などでは読み取れない減額要素を見つけるためです。
このような背景もあり不動産等の有形財産があるのかないのか、そしてそれらの有形財産がどこにあるのかを事前に確認しておくことが必要になります。
相続人の数
相続時の税金の相談をする際に事前に確認しておいた方がいいことの一つに、相続人の数が挙げられます。
大抵の場合、法定相続人は子供になることが多く、相続人たちが認知している以上に相続人が増えるということはありません。
ただし、まれに被相続人となる人が過去に結婚・離婚をしており、前妻との間に子供がいる場合などがあります。
この場合、相続人が増える可能性もあります。そのため相続人を調べる際には、被相続人となる人が過去に結婚していた経歴があるのかないのか、そして前妻・前夫との間に子供がいるのかいないのかを確かめることが重要です。
前妻・前夫との間に子供がいる場合、子供も法定相続人になります。
信頼できる税理士の選び方のポイント
信頼できる税理士の選び方のポイントは、以下の3つです。
- 相続税の知識・経験が豊富であるかどうか
- 報酬を事前に提示しているかどうか
- 話していてストレスを感じないかどうか
相続税の知識・経験が豊富であるかどうか
信頼できる税理士の選び方のポイントの一つに、相続税の知識・経験が豊富であるかどうかが挙げられます。
相続税の知識・経験が豊富であるかどうかは税理士と話すことでわかる場合がほとんどです。
例えば、相談者が質問した内容に対して税理士が的確な答えが出来なかったり曖昧な返答しかできない場合、そもそも相続税に対しての知識や経験が乏しい可能性が高いです。
そのため、このような税理士は避けた方が無難でしょう。
報酬を事前に提示しているかどうか
信頼できる税理士の選び方のポイントの一つに、報酬を事前に提示しているかどうかが挙げられます。
報酬を事前に提示している税理士の場合、どのくらいの依頼料になるのかが事前に分かりやすく、良心的な税理士であるのかを判断する基準にもなります。
一方で、最初に依頼料金の提示がなく概算でしか見積もりを提示しない場合や、そもそも見積もりの提示がない場合、あとからオプション料金や様々な理由をつけて料金が上乗せされる可能性も否定できません。
このような背景から報酬を事前に提示していない、インターネットなどで報酬形態を提示していない場合は避けた方が良いでしょう。
話していてストレスを感じないかどうか
信頼できる税理士の選び方のポイントの一つに、話していてストレスを感じるか感じないかということが挙げられます。
税理士に申請代行等を依頼すると、税理士と話す機会が多くなります。
そのため、最初の相談の時点で税理士と話していてストレスを感じると、税理士とのやりとりがうまくいかない可能性も高いです。
まとめ
相続は、相続専門の税理士に依頼することでスムーズに、そして適切に申告をすることが可能です。
相続税の申告・生前対策のご相談なら相続特化の提案型税理士事務所である「アスク税理士事務所」にご相談ください。