遺品整理の費用とは?業者に依頼するメリット・デメリットを紹介

遺品整理について知りたい人に向けて、遺品整理の費用や遺品整理業者を選ぶ際のポイント、遺品整理を業者に依頼するメリット・デメリットを紹介します。

それでは、見ていきましょう。

遺品整理の費用相場

遺品整理の費用相場は、家の大きさや必要になる作業員の数で異なります。

ワンルームで、作業員1名で完了する程度の遺品整理であれば5万円が相場です。

一方で、同じワンルームであっても遺品の量が多く、ゴミ屋敷のようになってしまっているケースでは、作業員が3名以上必要になり、清掃用の特殊機械を使用しないといけないことも考えられるので、費用相場は15万円前後になるケースが多いです。

遺品整理業者を選ぶ際のポイント

遺品整理業者を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。

  1. お願いしたい業務内容を伝えた上で相見積もりを取る
  2. 口コミでの評判が高い業者を選ぶ
  3. チラシではなくインターネットで探す

遺品整理業者を選ぶ際のポイントを一つに、お願いしたい業務内容を伝えた上で相見積もりを取ることが挙げられます。

相見積もりは複数の業者に同じ内容で見積もりを取ることで遺品整理の相場観を知ることができるだけではなく、それぞれの業者でどのような部分に強みがあるのかを知ることができます。

そのため、相見積もりを取ることは遺品整理業者を選ぶ際には重要になってくるでしょう。

そして、お願いしたい業務内容を固定させた上で相見積もりを取るということが相見積もりを取る上では重要です。

例えば、遺品整理と言っても遺品整理だけして欲しいのか、遺品整理後の処分までお願いしたいのか、遺品整理と処分をお願いしさらに部屋の清掃までお願いしたいのかなど様々なことが考えられます。

そのため、自分はどこの業務までお願いしたいのかを明確にした上で、相見積もりを取ると良いでしょう。

遺品整理業者を選ぶ際のポイントの一つに、口コミでの評判が高い業者を選ぶことが挙げられます。

遺品整理業者の場合、実地での業務がメインになるので実際に周辺で遺品整理業者を依頼したことがある人がいれば、その人から話を聞くことで地域の遺品整理業者について知ることができ、かつ住んでいる地域の中でどの遺品整理業者がいいのかを知ることができます。

周囲に遺品整理業者を利用したことがある人がいなければ、インターネットの口コミサイトなどを利用するのもおすすめです。

ただし、インターネットの口コミサイトの中にはアフィリエイト報酬を高く設定している遺品整理業者を上位に掲載しているランキングサイトもあります。

そのため、Googleマップなど第三者によって書かれており、かつそこに対して報酬などが発生していないと考えられる媒体で口コミを確認するのが重要です。

遺品整理業者を選ぶ際のポイントを一つに、チラシではなくインターネット等で探すことがあげられます。

遺品整理業者の場合、地域ごとに根差した遺品整理業者が存在しているのも事実で、新聞などに折り込みチラシの形式で自社の宣伝を行っている遺品整理業者もあります。

このような遺品整理業者をチラシ経由で利用するのも一つの手段ではありますが、チラシ経由の場合どうしても情報源が限定されてしまいます。

そのため、チラシ経由で知った遺品整理業者に依頼する場合は、そのままチラシの情報だけを鵜呑みにするのではなく、インターネットで口コミ検索などをしてその遺品整理業者が本当に依頼しても大丈夫な遺品整理業者なのかを確認することが重要です。

遺品整理業者の中には、本来ならば高価で買い取りしてくれるものに対してタダ同然の評価額を設定し、第三者に転売する遺品整理業者がいるのも事実です。

遺品整理業者とトラブルにならないための方法

遺品整理業者とトラブルにならないための方法は、以下の3つです。

  1. 見積書の内容を十分に確認する
  2. 料金や具体的な作業内容について事前に確認する
  3. 残しておく遺品と処分する遺品を明確にする

遺品整理業者とトラブルにならないための方法の一つに、見積もりの内容を十分に理解することが挙げられます。

遺品整理業者とのトラブルの中で多いトラブルに、料金関連のトラブルが挙げられます。

もちろん、見積もりの中に作業内容が明確に記載されていれば、料金のトラブルになる可能性は低いですが、見積もりの中でそれぞれの作業ごとにではなく遺品整理という一つの項目のみで見積もりがなされている場合、どのような作業が含まれているのかを双方とも理解してない可能性が高いです。

そのような背景もあり、見積書には業務内容を正確に記載してもらうと同時に、見積もりの段階で自分が依頼したい業務と相違していないかを確認することも重要になります。

遺品整理業者とトラブルにならないための方法の一つに、料金や具体的な作業内容について事前に確認することが挙げられます。

遺品整理業者に依頼する際に料金を事前に確認しないことはもってのほかですが、それだけではなく具体的な作業についても確認しないといけません。

具体的な作業の中には遺品整理業者にどこの作業まで依頼するのかが挙げられます。

整理したい品を回収して欲しいのか、それだけではなく部屋の整理整頓までして欲しいのかなど様々なことが考えられますので、どの業務まで任せたいのか、そして遺品の量としてどのくらいあるのかを事前に伝えた上で、どのくらいの人員が必要になるのかなども確認しておくといいでしょう。

遺品整理業者とトラブルにならないための方法の一つに、残しておく遺品と処分する遺品を明確にするということが挙げられます。

遺品整理業者であってもどの遺品を整理すればいいのかを業者側で判断するのは非常に難しいです。

そのため、事前に遺品整理業者に依頼する前に残しておいてほしい品については保存しておく、もしくは残しておいてほしい品については事前にメール等の文面で遺品整理業者に伝えておくことが重要になります。

このように文面で伝えておくことで後々のトラブルを回避できるだけではなく、どの遺品を残しておけばいいのかを考えるきっかけにもなります。

遺品整理を業者に依頼するメリットとは?

遺品整理を業者に依頼するメリットは、以下の3つです。

  1. スムーズに遺品整理ができる
  2. 重い物の運び出しをお願いできる
  3. 遺品供養をしてもらえる

遺品整理を業者に依頼するメリットの一つに、スムーズに遺品整理ができるということがあげられます。

遺品整理を業者に依頼することで、遺品整理業者が人員を確保した上でトラックなども用意してくれます。そのため、整理した遺品を処分してもらうことまでしてもらえます。

遺品整理を業者に依頼するメリットの一つに、重い物の運びだしをお願いできるということが挙げられます。

遺品整理業者に依頼することで自分一人で持ち上げることができない重い家具などを持ち運んでもらうことが可能です。

また、遺品整理業者は大型トラックで訪れることが多いので、契約次第では遺品整理業者にそのままそれらの家具を処分してもらうことも可能です。

遺品整理業者の中には買取を行ってくれる遺品整理業者もいるので、買取に対応している遺品整理業者に依頼すれば高価な家具などはその場で買取りをしてもらうこともできます。

遺品整理を業者に依頼するメリットの一つに、遺品供養をしてもらえることが挙げられます。

遺品供養とは亡くなった方が使っていた遺品の供養をすることを指しており、唱えてもらうことで遺品供養をします。

遺品整理業者の中には遺品供養を行っている寺院と連携している業者もおり、遺品整理業者経由で遺品供養を依頼することも可能です。

遺品整理を業者に依頼するデメリットとは?

遺品整理を業者に依頼するデメリットは、以下の3つです。

  1. 遺品整理費用がかかる
  2. 遺族側でも遺品の整理をする必要がある
  3. トラブルに巻き込まれる可能性がある

遺品整理を業者に依頼するデメリットの一つに、遺品整理費用がかかることが挙げられます。

遺品整理を自分一人で行えば遺品整理にかかる費用はありませんが、遺品整理業者に依頼することで費用がかかります。

遺品整理業者の場合、多くは必要となる人員に単価をかけて費用を出しています。

そのため、大きなご自宅であったり、遺品の数が多い場合、複数人での作業が必要になり、この場合遺品整理業者に依頼するだけで20万円を超える可能性もあります。

このように、遺品整理を業者に依頼することでスムーズに遺品整理が終わるのは事実ですが、人員が必要になるという背景から遺品整理に費用がかかるというのはデメリットでしょう。

また、それだけではなく遺品整理をした後に遺品を持ち運び出してもらうためにも処分費用がかかる場合もあります。

遺品整理を業者に依頼するデメリットの一つに、遺族側でも遺品の整理をする必要があるということが挙げられます。

遺品整理業者に依頼するメリットの一つに、スムーズに遺品整理ができるということが挙げられます。

しかし、遺品整理業者であってもどの遺品を残すのかを業者側で判断することはできず、遺品整理の場であってもトラブルを避けるために遺族の立会いを求めるケースが多いです。

そのため、遺品整理業者に高いお金を払っているにもかかわらず、結局遺族側でも遺品整理の場に立ち会う、もしくは遺品整理のお手伝いをする必要があるというのは大きなデメリットでしょう。

遺品整理を業者に依頼するデメリットの一つに、トラブルに巻き込まれる可能性があるということが挙げられます。

遺品整理業者の大半は優良な業者ですが、中には悪徳業者と言われる業者がいるのも事実です。

不当に高い料金を請求したり、本来ならば高い値段で買い取るべきものに対して買取をせず無償で処分すると言って転売してしまうケースなどが挙げられます。

このような場合トラブルに巻き込まれる可能性が非常に高く、トラブル対応の手続きややり取りに時間がかかってしまう可能性もあります。

実際に遺品整理業者を巡ったトラブルは消費者センターにも多く届いており、トラブルに巻き込まれる可能性が高いのも事実です。

そのため、トラブルに巻き込まれる可能性があり、トラブルに巻き込まれた際には遺品整理業者に依頼するためにかかった時間以上の時間がかかる可能性が高いというのはデメリットです。 

まとめ

相続は、相続専門の税理士に依頼することでスムーズに、そして適切に申告をすることが可能です。

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